雑音について

補聴器は雑音がうるさいと訴える方があります

 

難聴の方は人の会話だけが聞こえなくなる訳ではありません。

 

世の中には元々いろいろな音にまみれています。

車の音 食器の音 犬の鳴き声 人が歩く音 エアコンの音 ドアの音

 

補聴器を装用すると、これらすべてがの音が聞こえるようになります。

難聴の方はこれらの音も今まで聞こえなかったため

あたりまえに存在するはずの音をうるさいと感じてしまいます。

 

そのため慣れ・練習が肝心です。


補聴器は毎日使うことが大事です

耳も体の一部です。聞こえていないと耳の機能がお休みしてしまいます。

“聞く”ことが耳にとっては機能を維持することにつながります。

たまにしか補聴器を使わない場合も肝心の耳が充分に働きません

 

また、音を感じる“聞く”と感じた音を言葉として理解する“聞き分ける”

会合などで人の話を聞くのはまさに「雑音の中」から「聞き分ける」行為です

 

 

「聞き分ける」ことの方が耳にとっては難易度が高いため

「普段は使わずに会合の時にだけ装着する」使い方は

補聴器の効果が出にくくなってしまいます。